師範が持っている資格「チャイルドカウンセラー」ってなに?

チャイルドカウンセラーは、子どもの心の悩みに寄り添い、その健やかな成長をサポートする専門家です。子どもが抱える様々な問題に対して、カウンセリングを通して解決へと導くのが主な仕事です。

赤羽道場では、日頃の練習などを通じて、精神力・体力の向上を目指しておりますが、チャイルドカウンセラーはその他、具体的には、以下のような多岐にわたる仕事を行います。

1. 子どもへのカウンセリング

これがチャイルドカウンセラーの最も中心的な仕事です。

  • 個別カウンセリング: 子どもと一対一で向き合い、じっくりと話を聞きます。子どもが言葉で表現しにくい感情や、話したがらない問題に対しても、遊びや絵画、箱庭療法などの心理療法(遊戯療法、コラージュ療法など)を用いて、気持ちを引き出し、理解しようと努めます。
  • グループセッション: 複数の子どもたちとのグループ活動を通じて、社会性やコミュニケーション能力を育んだり、共通の悩みを共有し、解決策を見つける手助けをします。
  • 問題の解決支援: いじめ、不登校、非行、友人関係の悩み、自己肯定感の低さ、発達に関する困りごとなど、子どもが抱える様々な心の問題に対し、心理学的な知識やカウンセリング技術を用いて、解決への道筋を示します。

2. 保護者や学校・関係機関へのアドバイス・連携

子どもの問題は、家庭や学校、社会環境と密接に関わっていることが多いため、子どもを取り巻く環境へのアプローチも非常に重要です。

  • 保護者へのカウンセリング・助言: 子どもの問題行動の背景にある保護者の悩みを聞いたり、子育てに関する具体的なアドバイスや関わり方について助言を行います。親子関係の改善をサポートすることもあります。
  • 学校との連携: スクールカウンセラーとして学校に勤務する場合、児童生徒へのカウンセリングだけでなく、教職員からの相談を受けたり、連携して子どもを支援するための会議に参加したりします。
  • 関係機関との連携: 児童相談所、医療機関(心療内科、精神科など)、他の福祉施設など、必要に応じて様々な専門機関と連携し、子どもへの総合的な支援体制を築きます。

3. 終わりに

子どもの心が複雑化・多様化している現代において、子どもを育てている親御様の「身体的・精神的な負担と時間不足」が悩みとして多くある事を日々感じます。

また、「どうしたら良いか、誰に相談したら良いか」など、その悩みをずっと抱えてしまうケースも多く見受けられます。

子供がすくすく育つためには、「家庭・学校(教育現場)・地域」の3つの柱が必要だと思っておりますので、親御様自身へのご負担が多くなりすぎないよう、いろいろな所にぜひ頼っていただけたらと思います。

ITFテコンドー赤羽道場の少年部は、その「頼れる場所」の1つとして存在できるよう、テコンドーを通じて日々子供たちと接してまいります。

テコンドーの相談以外の事も、ぜひ雑談まじりでも構いませんので、ご遠慮なくご連絡ください。

よろしくお願い申し上げます。

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